白髪の紳士『女の子にこんなことさせて申し訳ない。ありがとう(封筒スッ)』→開けてみると、12万も入っていた→数ヶ月後、ホテルで偶然に紳士と再会した結果・・・・・・・

医者 五十半ばくらい?

会長 某大手水産会社の会長 年齢は分からないけど爺

 

自分は母子家庭で、五人兄弟。

 

高校で必死にバイトと勉強をして

地元ではそこそこ難関で有名な大学に入った。

 

成績が良かったから返済不要の奨学金ももらえた。

大学生になってバイトも時間を増やせた。

それでも生活は楽にならない。

 

一番下は小学生の妹、当然お金はかかる一方だった。

水商売も経験した。

 

授業に響かない程度に沢山バイトをいれた。

 

私大だから授業料は一年で100万近く、

それに兄弟の生活費。

 

母のパートと私のバイトでは賄えなくなっていた。

 

そのストレスで母は私をよく責めるようになった。

 

 

お金が足りないこと、水商売に手を出したこと。

どうすればいいのか分からなかった。

 

そんな時、家庭教師を始めることになった。

家庭教師先として辿り着いた家は正しく豪邸だった。

 

 

インターホンを鳴らすと

身なりの整った小綺麗なおじさまが顔を出した。

 

「先生ですね、愚息ですがどうぞ宜しくお願い致します…」

 

 

貧しく、両親はお互い不倫に夢中で

ろくに躾も受けてこなかった私は気が引けた。

 

品性って初見でも痛いほど感じるよね。

 

愚息、と紹介されたが息子さんは

充分すぎるほど努力家で聡明な子だった。

 

3つ程しか歳は変わらない。

 

ノート一杯に書かれた予備知識を前に

なぜこんな子が家庭教師を、と教えるのを躊躇った。

 

90分はあっという間だった。

 

「先生、食事でも如何ですか?」

先程のおじさまが手招きをした。

 

リビングに向かうと、既に食事が整っていた。

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